40代独身女性がギターを1年4ヶ月続けて得られたこと

個人的・体験系

趣味としてエレキギターを始めてみたい。
けれど、年齢的にいまさら始めるなんて、恥ずかしくてできない・・・
そんな風に悩んで、インターネット上を
「40代 ギターを始める」などのキーワードで検索していませんか?

機材を揃えるのにかかるお金も少なくないし、
まして人からどう見られるか考えると、若いころのように気楽に挑戦しよう!という気持ちになれず、ブレーキがかかってしまう・・・。

そんな方に向けて、この記事では、
40代の独身女性である私、funnieが
遅ればせながらエレキギターを始めて、ギターライフを楽しめるように
なるまでの実体験を綴っていきます。

エレキギターを始めるのに躊躇しているあなたの
背中をそっと押せるような、そんな記事をお届けしたいと思います。

まずは、私がどんな人物か紹介しましょう。

◆プロフィール

名前:funnie

年齢:43歳(2025年9月現在)

性別:女性

エレキギター歴:
2024年5月~現在(2025年9月)
途中、合計5カ月くらい、エレキギターをお休みしたりしているので
実質1年1カ月くらいのキャリアです。

音楽歴:
幼稚園年長~小学4年 ピアノ教室に通う
中学校1~3年 吹奏楽部でクラリネットを吹く
大学1~3年 音楽サークルでボーカルをつとめる
大学生のころ、サークル仲間に教わって少しだけエレキギターを触っています

まとめると

■40代独身女性
■音楽は未経験ではない。
■ギターキャリアはまだ始まったばかり

といったところです。

ギターライフのはじまり編

収入は少ないけど、安定した仕事に就いていた私、funnieは
「お金がかからない趣味に打ち込めれば、人生の幸福度をあげられるのではないか」
と思うようになります。

そしてさまざまな趣味候補を試した果てに、
無料アプリの「GarageBand」に行きつきます。

GaregeBand とは、iOSに標準搭載されている、「DAW」(音楽制作ソフト)です。
試しに数曲打ち込みをしてみて感触が良かったので、さらに安いMIDIキーボードを購入して制作を続けていました。
ところが、ギターパートの打ち込みをしていて、物足りなさを感じるようになりました。

「本物のギターを弾いて生の音を録音できれば、機械的な打ち込み音楽に、人のぬくもりを加えることができるのではないか?」

「自分でギターを購入してみよう。」

そう思って貯金を開始します。


しかし半年経っても全然お金は貯まらない。
というのも、楽器屋で店員さんと相談したところ、
宅録(自宅で録音して音楽制作をすること)するなら、ギターは5万円以上の物にしないと、
ノイズがひどくて聴けるものにならないと言われ、それを気にしていたからです

困った私は、中古のギターを売ってくれる人が周りにいないか探しました。
すると、父が自分のギターを一本譲ってくれることになりました。

人生初の自分のギター、親のお下がりとは若干情けないですが、
念願のギターを手にした私は、機材を揃えるところからギターライフをスタートさせたのでした。

果てのない自己満足の世界から、ギターが真のパートナーになるまで

始めは昔のバンド仲間に少しギターを教えてもらった記憶を頼りに、コードを弾くことから始めました。

そのころ、なんとなく始めた「note」で、
GarageBandで作った曲にギターを合わせたものをアップしてみました。

初めて自分の作った音楽を、他人に聴いてもらった体験でした。

しかしギターの練習の進捗などの記事を書くうち、しだいに「スキ」や「ビュー数」をもらうことが目的にすり替わっていきます。

そして、作った曲自体にストレートな批評が来ると、その鋭さに撃沈します。

また、周りのギター弾きさんたちとは違って、根本的に自分には欠けているものがあることに劣等感を抱くようになりました。

際限ない周りとの比較の果てに、
私は3か月ほど、ギターを触れないほどに落ち込みました。

そのとき
私に欠けていたのは、このようなものでした。

■私ならではのギターへの思い入れやエピソードがないこと
■音楽を暮らしに取り入れて自然に生活できていないこと
■音楽を通じた人との関わりが無いこと

・・・私は、音楽をやる人間として、まがいものでしかありませんでした。

大きな挫折の体験です。

そうして、もう一度ギターを手に取るときには、目的を次のように定めました。

「なによりもまず、ギターと自分との間に、個人的な関係を築くこと」

noteも封印し、ただ一人ギターと向き合う日々が始まりました。

泣きたい時も、無気力な休日も、ギターにできる限り触る日が増えるようにしました。
気が進まない時にギターに手を伸ばすのは、とても億劫でした。


けれども、ギターの弦を鳴らしていると、だんだんとやってみたい欲が出てきて、自然にギターの音色を味わって気分が晴れている、そんな日を重ねていきました。

毎日は練習できないし、途中またポツポツとお休みしたこともあります。

ですが、休み休みでも続けてきたおかげで
今では

“誰かに認められるためではなく”

“ともに時間を過ごせるパートナーとして”

ギターを弾くことができるようになりました。

昔のバンド仲間のように、ステージに立ってライトを浴びながら演奏するなんて到底考えられないくらい、正直言って今の私の演奏はつたないです。

けれど誰に聴かせるわけでもなく、一人ギターを鳴らすことに、
小さな幸福と充実感を味わって、今暮らしています。

ギターを始めて得られたことのまとめ

年齢を気にせず、やりたいことに挑戦してもいいのだと、自信がついた。
(他人の目を気にしないこと)

音楽は一人でやっても十分楽しめることが分かった
(バンドを組むハードルを無理に超えなくてもOK)

残業が続いても、週末にはのんびりギターだ、と思えば乗り切れるようになった

ギターの音が出せない朝や深夜帯でも、できることは意外とあることが分かった
(いつでも音楽を楽しむことができるようになった)

結びのことば

ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございました。

話の結びとして、次の言葉を贈りたいと思います。

「今更始めるのも恥ずかしい」

「独身女性がエレキギターだなんて、イタイ」

「コミュニティに入っていく自信がない」

そういった理由で、やりたかったエレキギターを先延ばしにしている人がいたら、ぜひ思い切って挑戦してみてほしいです。

あなたとギターの間に個人的な関係ができたなら、世界に同じものがひとつとない、あなた
だけの音楽体験が、人生に書き加えられることになるでしょう。

もしそうなったら、言葉でもよいし、音でもよいから、私や周りの人に届けてくれたなら・・・私は嬉しく思います。

そんな日が来ることを、心より願っています。

funnie

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